どうも!BEF(ベフ)です!本日の内容は、3日連続革に関してのお話です。笑
前の記事で革製品のメンテナンスはたった3工程で完結させて良いと言うお話をさせてもらいました!まだ読まれてない方は以下のリンクからぜひ読んでみて下さい。
そこで、今回紹介させていただくのはたった3工程だからこそこだわって欲しい『オイル』のお話
ミンクオイルを卒業しよう
前回の記事でもお話しさせていただきましたが、ミンクオイルはミンクという小さな動物の油のことで、一匹から取れる量って微々たるものなんです。
なので、市販品のミンクオイルはミンクの油はせいぜい10%程度しか含まれていません。主成分のほとんどがロウや有機化合物でそれを革製品に塗りたくってるワケなんです。
かと言ってミンク油100%のオイルは物凄く高くなる。(売ってなかったので推定ですが市販のミンクオイルの10倍程度はするかと)
じゃあどんなオイルを使えば良いのさ?ってなりますよね?それでは本日の内容です!
BEFのおすすめオイル2選
馬油100%!マスタングペースト!
BEFのイチオシのオイルを紹介しましょう!
その名も『マスタングペースト』!!ダダーン!!
はい、滑りましたね。急にテンションも変わりました。笑
でもそれくらい大好きなオイルなんです!
マスタングペーストの特徴
混合物一切なし!漢気の馬油100%!
まず第一に馬油100%なんです!混じりっけなし!先程紹介した、ミンクオイルだと大体5~10%程度しか含まれてないんです!10~20倍含んでるって凄くないですか?
また、混合物がないため手にも優しいので手で直接革を愛でながら、塗り伸ばすことができます。
圧倒的浸透性
次に、いくら油が多くても浸透しないでずっと革の上にいたら意味ないですよね?なので、浸透性というのがとても大事なんです。ミンクオイル(100%のもの)が昔から親しまれていたのも、浸透性が非常に優れているからなんですね。そして、このマスタングペーストはその浸透性が非常に優れています。
塗りすぎたとしてもしっかり浸透してくれるので、ベタつきなどは気にしなくて大丈夫です。
マスタングペーストのここがBAD
基本いいところだらけなんですが、少し残念なところもあります。
- 馬油100%のため、常温では溶けてペースト状に
- 賞味期限(?)がある
- ペースト状になると使いすぎる
- 量がやや少ない
天然由来100%!人や環境に優しい!ラナパー
革製品につい詳しい人なら、ラナパーについては聞いたことがあるかもしれません。
ラナパーの特徴
- 天然由来100%で人・環境に優しい
- 量が多く、使用期限も長い
- 塗り過ぎなければ、浸透性も悪くない
ラナパーのここがBAD
- 塗りすぎるとベタつく
- 油が浸透するまで少し時間がかかる
- 不自然なテカリ感
- エイジングが遅い
マスタングペーストLOVEなので偏ったような感じがする感想かもしれません。
マスタングペーストとラナパーの比較
浸透性の違い
マスタングペーストとラナパーを同時に塗ったときに、どれだけ浸透するのが早いかを比較してみましょう。
それぞれのオイルを塗った直後です。右がマスタングペースト、左がラナパー。(何故か神々しいです…)
どうでしょうか?時間としては、ラナパーのほうが先に塗ったのですが、10分程度でマスタングペーストは表面が乾いていますが、ラナパーはまだテカリが見えます。ちなみに、マスタングペーストは手で少し塗りすぎたくらい、ラナパーはスポンジで適量を塗り込んでいます。
エイジングの違い
浸透するまでの時間がかかるのは分かりましたが、仕上がり方(エイジングの仕方)はどう違うでしょうか。
あくまで私の感想ですが、
マスタングペースト・・・革が非常に柔らかくなり、エイジングが出やすくなる。革靴などシャープな形が大事なものは塗りすぎると型崩れを起こすので要注意。
ラナパー・・・浸透性が低いため、型崩れは比較的起きにくい印象。そのためエイジングもやや少なめ。塗った後に防水性がアップしてそうなほどテカる。
結局どっちを選ぶといいのか
今回は2種類の有名なオイルを紹介しました。(マスタングペーストに偏りがちですが)
どちらのオイルを選んだほうが良いかというと、用途に合わせてもらいたいのが本音ですが、私のオススメはマスタングペーストです。
ただし、革が柔らかくなるので、ワークブーツ以外の革靴は不向きです。また、量があまり多くないのでソファー等に使うのは少しもったいないかもしれません。(ダメではないです。ブルジョアさんや買ったばっかりのときは塗っても良いかもしれません。)
ちなみに使用期限があったり、量が少ないなんて言いましたが、使用期限は別に冷蔵庫に保管していれば腐りませんし、量も一般的な方が使用する分には数年持ちます。(私が革製品所有しすぎ)
なので、是非マスタングペーストを一度試してみてくださいね。(広告案件みたいですね)
それでは、今日もご愛読ありがとうございました!